抜け殻

激しい夕立が収まり、すさまじい蒸し暑さの中、長男と蝉取りに出かけた。

木があればどこでも採れるだろうと安易に考え近所の公園へ。

「うん。うん。鳴いとる。鳴いとる。」

あちこちの木に抜け殻がひっついてる。「蝉捕まえても帰る時は逃がしてあげるんよ」と釘を差し、木を物色する。

「あれ?」

「お父さん、蝉おらんなー」

「おるよ、上見てごらん」

たしかに上のほうで鳴いている。目視も出来ない程はるか上で・・・

来週は採れる所に行こうな。

セミ

蝉取り